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2024年4月11日

あさか通信4月号を掲載しました!
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摂食・嚥下障害のサイン
あさか訪問通信R6.4.pdf

2024年3月29日


こんにちは、浅賀歯科医院・院長の勝です。 今回は「虫歯になりやすい人が使うべき歯ブラシ」についてお話しします。 ・どんなに頑張って歯磨きをしても何度も虫歯になってしまう ・歯周病が再発してしまう そんな人はいませんか? それは歯ブラシが合っていないからかもしれません。 合っていない歯ブラシを使い続けていると、一生懸命磨いていても磨き残しが発生します。 ・虫歯に適した歯ブラシ ・歯周病に適した歯ブラシ この2種類に焦点を当てて紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

【目次】 ●病気別の歯ブラシの選び方 ・①虫歯になりやすい人が使うべき歯ブラシ ・②歯周病になりやすい人が使うべき歯ブラシ ●まとめ


病気別の歯ブラシの選び方

まず歯ブラシを選ぶ時に大変なのが種類の多さです。 ヘッドが大きいものや、硬さなど、何を基準にして選んだら良いのか分かりませんよね。 歯ブラシを決める時に重要なのは、自分の口の中がどういう病気になりやすいかです。 ここで言う病気は大きく分けて2つです。 ①虫歯歯周病 この2つのどちらになりやすいかによって使用していただく歯ブラシは異なります。 まずおすすめの歯ブラシは
GCの歯ブラシです。
GCの歯ブラシもたくさんの種類があるので、病気別に2つの歯ブラシに絞ってご紹介します。

①虫歯になりやすい人が使うべき歯ブラシ

虫歯になりやすい人に適切な歯ブラシは【
B-20M】です。(写真1)
cavity-toothbrush1.png
写真1
虫歯になりやすい人はこちらの歯ブラシを選んでおけば間違いありません。
毛先がラウンド毛となっていて、歯の表面の汚れを落とすのに特化しています。 また先端が尖っているので、一番奥の歯の磨きにくいところを磨くのに適しています。 今回は歯ブラシのヘッドが小さいものを選択しましたが、歯は一本一本丁寧に磨くのが重要なので、小さいものをお勧めしています。 虫歯になりやすい方、未成年や20代の方におすすめです。

②歯周病になりやすい人が使うべき歯ブラシ

歯周病になりやすい・すでになっている人に適切な歯ブラシは【
P-20M】です。(写真2)
cavity-toothbrush2.png
写真2

これは歯周病の予防や歯周治療中の方に最適です。 先端がテーパー毛となっているため、歯周病の原因となる歯と歯茎の間にある汚れをしっかり落とします。 またこちらも先端が尖っているので、磨きにくいところも清掃可能です。 こちらの歯ブラシは僕が一番お勧めする歯ブラシです。 歯周病になりやすい方、歯周病の治療中の方、30代以降の方におすすめです。

まとめ

今回は僕がお勧めするGCの歯ブラシを2つ紹介しました。
虫歯になりやすい人に適切な歯ブラシは【B-20M】、歯周病になりやすい・すでになっている人に適切な歯ブラシは【P-20M】です。
口に入れて磨いた瞬間に口当たりの良さに驚くと思います。 もう他の歯ブラシが硬すぎて使えないと思うほど心地の良いものです。 もし自分がどちらのタイプかわからない人はまず【P-20M】がおすすめです。
ただ、歯ブラシの種類だけでなく、歯医者さんで歯ブラシのやり方をしっかり教わることも重要です。 歯医者さんで自分は虫歯タイプなのか歯周病タイプなのか判断してもらって、正しい磨き方を教えてもらってください。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。 僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう! さよなら。


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2024年3月13日

あさか通信3月号を掲載しました!
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血圧コントロールについて
あさか訪問通信R6.3.pdf

2024年2月23日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。 今回のテーマは「簡単に口臭を消す方法」についてです。 口臭は自分では気付かないですが、結構気になりますよね。 相手に不快な思いをさせてしまうから嫌なんだと思います。 特に異性に臭いと思われたら傷つきますよね。 僕も友達に口臭についてみんなの前で言われてすごく落ち込んだことを覚えています。 そこからしっかり歯を磨くようになったり、口臭を気にするようになったり、それがきっかけで歯医者さんを目指すようになりました。 僕と同じ経験をしないように口臭を消す方法として簡単に実践できる3つの習慣をお話ししたいと思います。 正しい知識をつければ大丈夫です。 では早速いってみましょう。

【目次】 ●口臭を消す習慣 ・①歯医者さんに定期的に行く  -再発させないことが大事 ・②マウスウォッシュを使用する  -SPTメディカルガーグルの特徴 ・③毎朝舌を磨く ●まとめ




口臭を消す習慣

口臭を消す習慣は3つあります。 3つ目は実はやっている人が少ないけどとても大切なことです。 ①歯医者さんに定期的に行くマウスウォッシュを使用する毎朝舌を磨く ではそれぞれを説明します。

①歯医者さんに定期的に行く

口臭を消す習慣1つ目は「
歯医者さんに定期的に行く」ということです。 虫歯、歯周病は口臭の原因になります。 特に歯周病は強い口臭を発生します。 歯周病は生活習慣病に位置付けられ、CMなどで見るように程度に差はあれど、成人の約8割以上が罹患していると言われています。 歯周病があったらまず歯医者さんに通院して、歯ブラシを日々頑張って、その後3ヶ月に1回のメンテナンスに移行します。 歯周病は治癒することがなく、コントロールをする病気です。
どういう意味かと思う方もいらっしゃると思います。 同じ生活習慣病である肥満をイメージしてください。 肥満の方が痩せるためにジムにいきますね、そのジムを歯医者さんだと思ってください。 ジムで筋トレをいくら頑張っても、普段の食生活をしっかりしていないと、痩せませんよね。 同じように歯医者さんでの歯周病の治療をいくら頑張っても、正しい歯ブラシができていないと歯周病は良くなりません。

再発させないことが大事

また、食生活を元の状態に戻してしまうとリバウンドを起こします。 歯周病も同じで、たとえ良くなったとしても定期的に歯医者さんに行かないと、また再発してしまいます。 再発すると口臭がキツくなってしまいます。 定期的に歯医者さんに行って口臭ケアを行いましょう。

②マウスウォッシュを使用する

口臭を消す習慣2つ目は「
マウスウォッシュを使用する」ということです。 マウスウォッシュもいろんな種類があります。 僕はライオンさんから出ているSPTメディカルガーグルを使用しています。(写真1) bad-breath-erase1.png
写真1

SPTメディカルガーグルの特徴

SPTメディカルガーグルには 1.殺菌効果のあるセチルピリジニウム塩化物水和物配合 2.抗炎症効果のあるグリチルリチン酸二カリウム配合 3.爽快感がる 4.無色透明洗面所が汚れない この4つの特徴があります。 難しい話だと思いますが、これは殺菌力が高く、歯周病の予防や口臭予防ができるので、最強のマウスウォッシュです。 僕は歯ブラシをする前に、コップ半分くらいの水に10滴程入れてゆすいでいます。 歯周病・口臭に悩んでいる方、口臭を予防したい方にはおすすめです。

③毎朝舌を磨く

口臭を消す習慣3つ目は「
毎朝舌を磨く」ということです。 口臭は起き抜けが一番強いです。 口臭の原因は口腔内の細菌などが原因ですが、寝ている間に舌の上で細菌がどんどん繁殖していきます。
結果、朝が人の口臭のピークになります。 この口臭の原因となる細菌たちは、実は舌に多く溜まっています。 それを舌ブラシでしっかり落とすだけで口臭が劇的に改善します。 僕はゼクリンMOREを使用しています。(写真2) bad-breath-erase2.png
写真2
引用元:Ciメディカル

使い方は簡単で舌を「べー」っと出してこの舌ブラシで10回程度優しく撫でるようにしてください。 あまり強くしすぎると舌を傷つけてしまうので、優しく行うこともポイントです。 もちろん歯ブラシも重要なので、歯ブラシもしっかり行うようにしてください。
朝イチにパートナーとキスするのは口臭が強いのでやめた方が良いですよ。 歯と舌をしっかり磨いてからキスすることをお勧めします。

まとめ

今回は口臭を消す方法である簡単に実践できる習慣3つ、
歯医者さんに定期的に行く:口臭の原因の歯周病を予防するマウスウォッシュを使用する:殺菌による歯周病予防をする毎朝舌を磨く:寝ている間に繁殖した口腔内の細菌を落とす これらについてお話しました。 口臭は多くの人が気にしています。 根底には周りの人に「臭い」と思われたくないという気持ちからくると思います。 僕もそう思われたくないので日頃からのケアを怠らないようにしています。 今回お話した3つの習慣で口臭は消えるので絶対に大丈夫です。 自信を持って人前で話したりすることができるようになると思います。 是非実践してくださいね。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
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2024年2月21日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です
皆さんは歯医者で保険適用外の自費診療を勧める場合があるのがなぜなのかご存知でしょうか。 なるべく保険適用外の自費診療ではなく、費用を抑えた保険治療で治療を受けたいと思う方も多いと思います。 そんな中、保険適用外の自費診療を勧める歯医者は金儲け目的ではないかと疑問に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 今回はなぜ歯医者で保険適用外の自費診療を勧める場合があるのか、保険治療との違いについて説明します。 早速いってみましょう。
【目次】 ●なぜ保険適用外の自費診療を勧めるのか ●自費診療は金儲けなのか ●健康保険制度について ・保険治療は限界だらけの治療 ●まとめ



なぜ保険適用外の自費診療を勧めるのか

歯医者がなぜ保険適用外の自費
診療を勧めるのかというと、結論としては保険治療では治療レベルに限界があるからになります。 歯医者の治療には、 ・保険適用内の保険治療 ・保険適用外の自費治療 とがあります。 保険適用内でできる治療には限りがあります。 ですが、保険適用外の自費診療だとその分できる治療の範囲も広がるということになります。

自費診療は金儲けなのか

歯医者が自費
診療を勧める場合は金儲け目的なのかというと、そうではないというのが真実になります。
インターネット上で歯医者さんが最も言われるのが 「自費治療を勧める歯医者は金儲けのことしか考えていない」 これです。 本当に良く書かれています。 僕のYouTubeのコメントにもあったりします。 これは声を大にして言いたいです。 「そんなわけない!!!」 保険治療=当たり前、ラッキーという考え方はやめた方が良いと思います。 結構強めに言ってしまっていますが、これは事実です。 まず結論からお話ししますが、僕が歯科関係者、スタッフ、友人に治療する時、皆さんは必ず自費診療を選択しています。
そういうことなんです。 正しい知識を持っていれば、歯科治療の自費治療の選択は必然とも言えます。
しかし、まず最初にお伝えしておきますが、僕は保険治療自体を否定しているわけではありません。 必要最低限の治療を受けられるという点では優れた制度であり、僕の歯科医院でも日々行われています。 重要なことは必要な場面では自費治療を選択していただきたいということです。
初期の歯周病や小さい虫歯の治療、親知らずの抜歯などは保険治療でも十分可能です。 僕も患者さんに保険治療を説明して選択してもらっています。

健康保険制度について

健康保険制度は昔からほとんど変化がなく、世界の標準から学術的にも技術的にも大きく遅れています。 保険治療は約2年間で同じ部位の治療が認められています。 つまり、2年くらいしか持たないからまた治療が必要になれば、 「保険を使ってやり直してください」 と国が言っているようなものです。 【もちの良さ】【見た目】【噛み合わせ】などを考慮した最善の歯科治療に必要な条件を保険適用で認められている材料や治療方法で満たすことは、ほぼ不可能です。

保険治療は限界だらけの治療

保険治療では歯周病を治す際に根本的な原因となる噛み合わせや歯並びの治療は全く含まれていません。 また、虫歯の治療の際にも再発しないための被せ物の精度や、見た目の美しさのレベルがとても低いです。 こういうところから
保険治療は再発率が高いと言われています。
皆さん、【この前治療したはずの歯周病の再発】【銀歯の下にまた虫歯】、こういった経験をしたことはありませんか? 保険治療は限界だらけの治療であることが多いです。 自費診療は一見高く見えますが、実はコストパフォーマンスが高く、体に優しく長持ちする分、10年後・20年後の収支は保険治療よりも良いです。

まとめ

今回は歯科治療でなぜ歯医者が保険適用外の自費
診療を勧める場合があるのかについてお話ししました。 それは保険治療では「治療レベルに限界がある」からです。
大切なことはしっかり知識を持って選択することです。 なんでもかんでもすぐに保険治療を選択するのではなく、歯医者に保険適用外の自費診療のことも聞きましょう。 聞くのにお金はかかりません。 僕たちがすることは患者さんに選択肢を与えるところまでです。 選択するのは患者さんです。 逆になぜ保険適用外の自費診療を勧めるのかについての説明責任をしっかり果たしていない歯医者の方が僕は悪だと思っています。 より良い医療がそこに存在するのであれば、それを伝えるのが歯医者の責任です。 皆さんも自費治療と保険治療の違いをよく理解してから治療内容を選択するようにしてください。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
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2024年2月19日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回は「歯科矯正ってやった方がいいの?」という疑問をお持ちの方に、歯科矯正をおすすめする理由を4つお話ししていきます。
結論はずばり、「やった方がいい」です。
僕自身もマウスピース矯正で治療済みのため、実体験を踏まえて解説します。 歯科矯正は歯並びなどの見た目の審美的な理由だけでなく、全身の健康面にも大きく関わってきますので、歯科矯正をするか悩んでいる方も、矯正中の方もぜひ最後までご覧ください。

【目次】 ●歯科矯正:マウスピース矯正とは
・マウスピース矯正での治療の流れ ●歯科矯正は絶対やった方がいい!理由は4つ ・①虫歯・歯周病になりにくくなる ・②見た目の印象が良くなる ・③全身の健康状態が良くなる ・④コンプレックスから解放されて自信が持てるようになる ●まとめ:歯科矯正はやった方がいい!





歯科矯正:マウスピース矯正とは

マウスピース矯正には実はいろんな種類があります。 僕が推奨しているのはインビザラインというマウスピース矯正です。 これは今世界中で1千万以上の人が受けている治療です。 実は他にもいろんな会社からマウスピース矯正というのは出ていますが、インビザラインは世界中で多くの研究がされており、論文なども多く発表されている治療法です。 インビザラインはマウスピース矯正の中の王道中の王道と言って間違いありません。(写真1)
orthodontics-mouthpiece1.png
写真1
引用元:invisalign
このマウスピース矯正と呼ばれるものは今までの矯正治療と違い、歯に金属のワイヤーなどをつけないで行う治療法で周りの人にも全く気付かれません

マウスピース矯正での治療の流れ


まず、iTeroと呼ばれる口腔内スキャナを使用し、口の中の状態をコンピューター上にスキャンします。(写真2) orthodontics-mouthpiece2.png
写真2
引用元:iTero
その後、治療計画を立案していきます。 インビザライン治療はここが非常に重要です。 コンピューター上では歯が動いていても矯正学的にありえない動きをしてしまっている時もあります。 そこをしっかりと修正するのが大切です。 当院では日本矯正歯科学会の認定医の先生にお願いして、患者さんのご要望を考慮して治療計画を煮詰めていきます。
出来上がった治療計画を患者さんに説明し、ご同意いただけたら治療となります。

歯科矯正は絶対やった方がいい!理由は4つ

歯科矯正をやった方がいいとする理由は4つです。 ①虫歯・歯周病になりにくくなる見た目の印象が良くなる全身の健康状態が良くなるコンプレックスから開放されて自身が持てるようになる それぞれを詳しくお話しします。

①虫歯・歯周病になりにくくなる

歯科矯正をやった方がいい理由1つ目は「
虫歯・歯周病になりにくくなる」からです。 今まで虫歯や歯周病に悩まされていませんでしたか? 虫歯や歯周病の原因は簡単に言うと、歯ブラシの磨き残しです。 歯並びが悪いと、磨いているつもりでも実は細かいところを磨けていない、ということが多いです。 しかし、歯科矯正を行うことによって、歯並びが綺麗に整うので、歯を磨きやすくなります。 結果として虫歯や歯周病になるリスクが激減します。 虫歯や歯周病になりにくい人生って最高ですよね。

②見た目の印象が良くなる

歯科矯正をやった方がいい理由2つ目は「
見た目の印象が良くなる」からです。 歯並びが不揃いであったり、隙間があったり、出っ歯、受け口などの問題を解決するのが矯正治療です。(写真3) orthodontics-mouthpiece3.jpg
写真3

引用元:illustAC
もちろん、これを個性というのであれば否定しません。 芸人さんのように歯並びなどを売りにする場合もあるでしょう。 ただ日本のお口の健康に対する意識はまだまだ低いです。 欧米では【歯並びが悪い=教育・育ち・品格・清潔・自己管理欲がない】と判断されてしまいます。 歯だけでその人の全てを判断するのはおかしいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、人はまず見た目で判断します。 歯並びを綺麗にすることで、周りからの印象もよくなり、人生は好転するでしょう。

③全身の健康状態が良くなる

歯科矯正をやった方がいい理由3つ目は「
全身の健康状態が良くなる」からです。 歯並びや噛み合わせが良くないと頭の骨のバランスが崩れ、そのバランスの悪さを取り戻そうと体のあちこちに負担がかかります。 結果、頭痛・肩こり・めまいなどの症状を引き起こすことがあります。 片方だけ肩こりがひどい、首が痛い人とかいませんか? 歯並びが悪いことが原因となる可能性も十分にありえます。 歯科矯正によって体のバランスが整うと体の不調が改善されるケースもあります。 また、矯正治療を行うときちんと咀嚼ができるようになります。
そうすることで表情筋が活発に使われるようになり、顔の左右差やほうれい線、シワの改善なども期待できます。
また、歯並びなどの見た目が整ってくると自然と笑顔も増えていきます。
人は笑顔になると表情筋からの信号で副交感神経が優位となり、体がリラックスし、血圧や血糖値の上昇、活性酸素の大量発生などが抑えられます。 しっかり咀嚼し、顎を動かすと唾液の分泌を促進し、脳に刺激を与えます。 唾液は消化を助けるだけではなく、免疫力アップにも役立つと言われています。 脳内の血流が増えると神経活動が活発になり、脳全体が活性化すると言われます。 このように歯科矯正することで見た目も体の内側も、より健康に若々しくなります。 結果として、あなたの人生が変わります。

④コンプレックスから解放されて自信が持てるようになる

歯科矯正をやった方がいい理由4つ目は「
コンプレックスから開放されて自身が持てるようになる」からです。 歯並びが良くなるとコンプレックスから解放されて、人前で自信を持って笑えるようになります。
そうすることで、周りの人からも魅力的な人に映るようになり、仕事だけでなくプライベートでも良い人間関係を構築できるようになります。 笑顔が多い人はとても素敵ですよね。 僕も笑顔が素敵な人が大好きです。 自分に自信がある人はより魅力的に見え、より周りを惹きつけるなど、人生におけるポジティブループが始まること間違いなしです。 さあ今すぐマウスピース矯正を始めましょう!

まとめ:歯科矯正は絶対にやった方がいい!

今回は歯科矯正をやった方がいい理由についてお話しました。 治療の種類としては、マウスピースの中でも僕はインビザラインをお勧めします。 歯科矯正をすると
虫歯・歯周病になりにくくなる=歯並びが良くなり、磨きやすくなる見た目の印象が良くなる=歯並びが良くなり印象が良くなる全身の健康状態が良くなる=しっかり咀嚼できる、笑顔が増えることが体も見た目も健康的にコンプレックスから開放されて自身が持てるようになる=人生のポジティブループへ こういったプラスの効果があります。 歯科矯正をすることで今よりさらに幸せな人生を送ることができます。 是非皆さん歯科矯正をするようにしましょう。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
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2024年2月16日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。 虫歯が再発するなど繰り返しできる、というお悩みをたくさん聞きます。 毎日一生懸命歯を磨いているし、歯医者さんのメンテナンスも3ヶ月に1回も受けているのに、なぜ虫歯は繰り返しできるのでしょうか。 今回は、予防歯科認定医の資格を持つ僕が、皆さんの虫歯のお悩みを解決します。 僕は今まで多くの患者さんを治療してきましたが、虫歯が繰り返し再発する人には共通点があります。 それらの共通点を踏まえて、虫歯が繰り返し再発する人に向けての最適な予防方法を4つお話しします。 では早速行ってみましょう。

【目次】 ●虫歯が繰り返しできる人の共通点 ・歯を磨く時にかける時間
・歯磨きに使う道具 ●虫歯を繰り返さないための予防方法 ・①歯磨きの適正な時間を取る ・②補助的清掃器具を使用する ・③歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ ・④歯医者で正しい歯の磨き方を聞く ●まとめ:虫歯が繰り返しできる人へ




虫歯が繰り返しできる人の共通点

虫歯が繰り返しできる人の共通点は「歯を磨いているが、正しくは磨けていない」ということです。 「私は1日3回も歯を磨いているし、歯医者さんも3ヶ月に1回も通っていて、メンテナンスも欠かさず行っているのにどうして虫歯ができるんですか?」 この疑問、おっしゃる通りです。 患者さんからしたら、こんなに虫歯予防を頑張っているのに信じられないというお気持ちでしょう。 僕も初めは不思議でした。 ですが、いくつかの質問で真相が明らかになりました。

歯を磨く時にかける時間



虫歯が繰り返しできる患者さんへの質問をすると、次のような答えをいただくことが多いです。 Dr.勝「1回の歯ブラシの時間はどれくらいですか?」 患者さん「15秒から30秒かな」 まずここで1つの認識の違いがあります。 歯を磨く時にかける時間は5分以上を推奨します。
歯には頬の面、噛む面、舌側の面、歯と歯の間というものがあります。 15秒から30秒では全ての歯の面を綺麗に磨くことは不可能です。 つまり1日3回歯を磨いているのは一見素晴らしいことに聞こえますが、実際はしっかり磨く時間を確保できていないということです。

歯磨きに使う道具



そして僕はもう一つ質問しました。 Dr.勝「歯磨きの時に道具は何を使っていますか?」 患者さん「歯ブラシを使っていますね」 Dr.勝「それ以外に何か使っていますか?」 患者さん「使っていないです...」 これがダメなんです。 しかし、患者さんが悪いわけではなく、事実を知らないだけです。 事実というのは歯磨きが上手でしっかり時間をかけて歯を磨いても、汚れの除去率は60%程度ということです。
汚れが残っていれば当然虫歯のリスクも上がります。 お口の中の汚れをより多く落とすためには補助的な清掃器具が必要不可欠です。
補助的清掃器具とは歯間ブラシやフロスのことです。 これを使うことで初めてお口の中の汚れをしっかり落とすことができます。 ・歯磨きは5分以上する ・歯ブラシだけでなく補助的清掃器具も使用する この2つの認識が虫歯予防では大切です。

虫歯を繰り返さないための予防方法

虫歯を治療しても再発して繰り返しできる人にむけての具体的な予防方法は4つあります。 ①歯磨きの適正な時間を取る補助的清掃器具を使用する歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ歯医者で正しい歯の磨き方を聞く ではそれぞれを詳しく解説します。

①歯磨きの適正な時間を取る

虫歯を繰り返さないための予防方法1つ目は「
歯磨きの適正な時間を取る」ことです。 どんなに速く動くことに自信があっても最低3分、できれば5分以上は必要です。 歯には多くの面があり、1つ1つ丁寧に磨くことが大切です。 虫歯になりやすい人には、歯ブラシはB-20M、歯磨き粉はチェックアップがおすすめです。(写真1) cavity-repeat1.png
写真1

②補助的清掃器具を使用する

虫歯を繰り返さない予防方法2つ目は「
補助的清掃器具を使用する」ことです。
歯ブラシのみで全ての汚れを落とすのは不可能です。 歯間ブラシ、もしくはフロスを使用しましょう。
この補助的清掃器具には患者さんのお口の中の状態によって向き不向きがあります。 正しくは歯医者さんに相談して、最適な器具を使用することをお勧めします。 僕はLIONさんのウルトラフロスを使用しています。(写真2)
cavity-repeat2.png
写真2
これはフロスに柄がついているので、とても操作がしやすいです。

③歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ

虫歯を繰り返さない予防方法3つ目は「
歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ」ことです。 歯ブラシの後にさっぱりするためにぶくぶくうがいを沢山していませんか? 歯ブラシの後にゆすぐのは軽く1回にしてください。
うがいで何度もしっかりゆすいでしまうと歯磨き粉に含まれている有効成分が流れてしまいます。 虫歯予防を狙うのであれば更にLIONさんのフッ化ナトリウム洗口液がおすすめです。(写真3) cavity-repeat3.png
写真3

④歯医者で正しい歯の磨き方を聞く

虫歯を繰り返さない予防方法4つ目は「歯医者で正しい歯の磨き方を聞く」ことです。
皆さんのお口の中は千差万別です。 歯並びの状態や歯茎の状態によって磨き方は変わります。 また、先ほどもお伝えしたように補助的清掃器具も異なります。 正しく歯を磨くためには自分にあった道具の使用、正しい磨き方の理解が必要不可欠です。
是非歯医者に治療のために行くのではなく、歯の磨き方を教わりに行ってください。

まとめ:虫歯が繰り返しできる人へ

今回は虫歯を治療しても再発するなど繰り返しできる人に向けて、虫歯にならないための予防方法をお話ししました。 歯磨きもしていて、歯医者にも通っているのに虫歯になる人は ・歯磨きの時間が十分でない ・補助的清掃器具を使用していない この2点に当てはまる人です。 虫歯を再発させないためには
歯磨きの適正な時間を取る補助的清掃器具を使用する歯ブラシ後はフッ化物洗口液で1度だけゆすぐ歯医者で正しい歯の磨き方を聞く この4つをしていただくことで、虫歯を予防することができます。 皆さん、虫歯にならないように必ず行うようにしましょう。


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2024年2月14日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
皆さん歯石というのはよく耳にすると思います。
歯石が溜まるとどうなるのかは知っていますか? 実は歯石が溜まると口腔内だけでなく、体全体に悪影響を及ぼしてしまうのです。 実際にどのような悪影響があるのか、歯石の予防方法や治療方法などを徹底的に解説していきます。 では早速行ってみましょう。

【目次】 ●歯石とは ●歯石が溜まるとどうなるのか ●歯石の予防法 ●Q.市販の金属器具を使って自分で歯石をとっても良い? ・A.取ってはいけない ●まとめ




歯石とは

歯石とはその名の通り歯の表面に付着している石のような塊のことです。 写真1のように歯についている黄色いものを歯石と言います。
tartar-accumulation1.png
写真1
これは歯に溜まった歯垢が変化したもので、歯垢とは全く違うものです。 食後、歯に付着した歯垢が取り除かれずに放置されると、唾液に含まれるカルシウムやリン酸塩を取り込み、段々と硬くなっていきます。 そうすると柔らかかったはずの汚れが硬い歯石へと変化していきます。 一度歯垢が歯石になってしまうと、歯ブラシで取り除くことはできません。 写真1のように専用の器具が必要となります。

歯石が溜まるとどうなるのか

次に歯石が溜まるとどうなるのかについて解説します。 歯石はとてもざらざらしていて、一度歯の表面に出てしまうと、歯垢がどんどんつきやすくなってしまいます。 その歯垢がまた取り除かれずに歯石へと変化していきます。 結果歯石はどんどん大きくなってしまいます。 また歯石につきやすい歯垢には無数の細菌が存在しています。 それらが毒素を発生させ、
虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
また、歯石が引き起こすのは口の中のトラブルだけではありません。 歯石に含まれる細菌は糖尿病や心臓病、脳梗塞、慢性腎疾患、肺炎、骨粗鬆症、癌、早産など体全体に悪影響を及ぼします。
口や全身の健康のためにも歯石ができないように予防し、また、できた際には歯医者で速やかに除去することが必要となります。 先ほども言いましたが、歯石が歯垢に変化すると歯ブラシでは絶対に除去できません

歯石の予防法

最後に皆さんが知りたがっている歯石の予防法についてお話しします。 歯石を予防するのは簡単です。 お口の中に歯垢さえなければ歯石は絶対にできません。 「そんなの当たり前だ」 「そんなこと知りたいんじゃない」 そりゃそうですよね。 ですがこれがすごく重要な考え方なんです。 歯垢は歯磨きをして一通り取り除いたとしても、4時間から12時間で再び形成されます。 つまり歯磨きは最低でも1日2回しっかりできていれば大丈夫です。 特に
下の前歯の下側上の奥歯の外側など、歯磨きがしにくい場所は歯垢が溜まりやすいです。
またそこから唾液が出るので歯垢のできやすい場所となります。 この2箇所は特に入念に磨いてください。 歯磨き粉は歯医者で売っている歯周病治療に特化した「SP-Tジェル」を、歯ブラシはルシェロの「P-20M」がおすすめです。(写真2) tartar-accumulation2.png
写真2

また歯ブラシだけではお口の中全体の汚れの約60%しか落とすことができません。 歯ブラシによる歯磨きだけでなく、
デンタルフロス歯間ブラシなどを併用して口腔ケアをすると最強です。
歯垢を取り除きやすくなるので、歯石予防につながる殺菌作用のあるマウスウォッシュを併用するのも良いと思います。 僕はSP-Tジェルと同じように歯医者で売っている「SP-T(メディカルガーグル)」でぶくぶくうがいしてから、フロスをして歯ブラシをしています。(写真3) tartar-accumulation3.png
写真3
この順番が大切です。 ぶくぶくうがいをして、歯垢を取り除きやすくして、フロスで歯と歯の間の歯垢を取り除いて、最後に全体を磨いてフィニッシュです。 歯石は一度できてしまうと日常的な歯磨きで落とすことはできません。

Q.市販の金属器具を使って自分で歯石をとっても良い?

A.取ってはいけません

歯石を取り除くために金属製の器具が市販されていますが、それらを使って自分で歯石を取り除こうとしてしまうと、歯茎を傷つけてしまう危険性があります。 歯石ができてしまったら、自分でなんとかしようとするのではなく、
必ず歯医者さんで取ってもらってください。
歯周病や虫歯を予防するためにも大体3ヶ月に1度の歯石取り、メンテナンスをお勧めします。 さっきの動画くらい、歯石が溜まっていると口臭も強いですし、歯周病も進行してしまっています。 歯周病は痛みなく進行して、痛くなった時にできる治療は抜歯だけのことが多いです。 そうなる前に是非歯医者さんに行ってください。

まとめ

今回は歯石が溜まるとどうなるのかについてのお話をしました。 歯石は歯垢が溜まって変化したもので、虫歯や歯周病、口臭の原因となります。 それだけではなく、歯石に含まれる細菌は糖尿病や心臓病、脳梗塞、慢性腎疾患、肺炎、骨粗鬆症、癌、早産など体全体に悪影響を及ぼします。 歯石ができてしまうと自分で取ることはできません。 歯石ができないように、マウスウォッシュ・フロス・歯ブラシを正しく使用するようにしましょう。 歯石が溜まるとどうなるのか、また歯石の予防法や治療法もよく理解できたかと思います。 もし歯石ができてしまった際は歯医者さんで取ってもらうようにしてくださいね。


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んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回は銀歯とセラミック、どっちがいいのかについてお話しします。 この記事を見てくださった皆さんは、明日から歯科治療で保険診療の銀歯を選ぶのはやめるでしょう。 それくらい人生を変える内容になっています。 是非最後までご覧ください。

それでは銀歯とセラミックでどっちがいいのか、解説していきます。


【目次】 ●銀歯とセラミックどっちがいいのか ●保険治療の罠 ●銀歯とセラミックの比較 ・①型取り ・②補綴物 ・③接着剤 ●銀歯がセラミックよりも高くなる理由 ●まとめ



銀歯とセラミックどっちがいいのか

今回はわかりやすいように、銀歯
セラミックの治療を比較してお話ししていきます。

銀歯とセラミックでどっちがいいのか、結論から言うとセラミック一択で、銀歯を選んではいけません
また、歯科医師が家族に治療する際に銀歯で治療する人もいません。 保険治療と自費治療のメリット・デメリットをよく理解している人は絶対に選択しないと言うことです。 「どうしてそんなことをするの?」 「どうせお金があるからしょう?」 「別に奥歯まで見えないし、白くする必要ないでしょう」 こういった風に思いませんか? お気持ちはわかります。 これはお金どうこうではなく、保険治療・自費治療をよく理解しているからです。 保険を使って銀歯にする方が、セラミックにするよりも遥かにお金がかかります
嘘つけと思いましたね? この話は後ほど詳しくさせていただきます。

保険治療の罠

現在の歯科治療はインプラントか矯正治療のような特殊な治療以外は全て保険適用です。 それを聞くと素晴らしいと思うのと同時に、保険が効くなら保険で治療を受けたいと思うのが普通かと思います。 しかし、ここには大きな罠があります。 まず国が決めた材料・治療方法を守らなくてはいけません。 僕は歯科医師になってもうすぐ10年程度になりますが、日本の保険治療の制度はほとんど変化がありません。 逆に聞きますが、今の時代で10年間ほとんど変化しないものがありますか? 例えばiPhoneですが、とんでもない進化を遂げていますよね。 それくらい時代は流れているにも関わらず、
歯科保険治療はほとんど変化がありません
ずっと同じ材料・治療方法を守って治療しています。 対して自費治療は、歯科医師の判断で最新の材料・治療方法を選択することができます。
海外では本当にすごい効果が証明されている薬・制度が高いとされている材料・十度歯周病患者さんへの夢の再生治療など、僕たちの判断でいいものを余すことなく使用して治療することが可能です。 世界レベルの学会・論文などで良いと評価されているものなので、当然治療結果は良く、長期的にも良好です。

銀歯とセラミックの比較

虫歯が1つできてしまった時の銀歯の治療とセラミックの治療を比較してみましょう。 まず虫歯ができた時には虫歯の除去を行います。 ここには保険も自費もありません。 この先から保険と自費で差がでてきますので、3つの点で比較していきましょう。 ①
型取り
補綴物
接着剤
ではそれぞれ比較していきます。

①型取り

銀歯とセラミックの違い1つ目は「
型取り」です。
虫歯を取り切って、神経の保存が可能であれば、型取りに移ります。 ここでの型取りは保険診療の銀歯であればアルジネートと寒天というものを使用します。(写真1) silver-teeth-ceramic1.png
写真1
これは食品の寒天と同じ海藻からできています。 寒天の素材は体に安心安全な材料ではありますが、その性質上、時間の経過や少しの温度変化により変形しやすく、ちぎれやすいと言う欠点があります。 また、精度が低いため、詰め物や被せ物に隙間や段差が生じることがあります。 その結果、
短い期間で虫歯になり、詰め物が外れてしまったり、歯周病が進行してしまったりというリスクになります。
自費治療のセラミックではシリコン素材を利用した型取りを行います。(写真2) silver-teeth-ceramic2.png
写真2
シリコン素材は変形することがほとんどなく、ちぎれにくい材料です。 さらに診療コストと時間に制限がないため、歯肉圧排という歯と歯肉の間に糸を入れ、境界線を明瞭にできるテクニックを合わせて行うことができ、
精度の高い型取りが行えます。
その結果、適合精度が非常に高くなります。 限りなく隙間のない詰め物や被せ物を作ることができるため、治療後の経過が良く、再治療のリスクを抑えることができます。
結果として、保険治療に比べて自費治療の方がずっと長持ちします。 このあと模型を作成して銀歯やセラミックを作成します。

②補綴物

銀歯とセラミックの違い2つ目は「
補綴物」です。
型取り後に作成された詰め物を写真3はセラミックのものですがインレーと言います。 silver-teeth-ceramic3.png
写真3
この補綴物は歯の一部として常にお口の中に入っていることになります。 そのため補綴物の材料には、 ・口の中の組織によくなじむ ・生体安定性が高い ・アレルギー反応が少ない ・天然の歯に近い硬さを持つ ・長期にわたって安定して利用できる これらのことが求められます。 しかし、現実的には保険治療で使用できる銀歯は正確には金銀パラジウム合金というものでできています。(写真4)
silver-teeth-ceramic4.png
写真4
これは生体安定性やアレルギー対応、硬さや丈夫さの条件を十分に満たしているとは言えません。 海外では使用を禁止している国すらあります。 自費診療で使用するセラミックはプラークがつきにくく、色も美しいです。 当然適合制度も写真5の赤丸を見るとわかるように、銀歯と比較して非常に良いので、際のところから
虫歯になるリスクが低いです。
silver-teeth-ceramic5.png
写真5

③接着剤

銀歯とセラミックの違い3つ目は「
接着剤」です。
「銀歯が取れた」 「被せ物の中でまた虫歯ができた」 そんな経験はありませんか? これは被せ物に装着する際の接着剤の問題であることが多いです。 接着剤にも様々な種類があり、保険治療の銀歯で広く利用される接着剤は残念ながら長期間の使用で唾液によって溶解されることがあります。
そのため被せ物が外れてしまったり、接着剤が溶けた隙間から細菌が入り込んでしまったり、結果虫歯になるケースがあります。
自費治療のセラミックでは、より接着力が強く、耐久性に優れている接着剤を使用します。 このように治療に使用する材料や素材、処置の違いにより、治療した歯をより美しく長持ちさせることができるのが自費治療になります。

銀歯がセラミックよりも高くなる理由

「セラミックより銀歯の方が治療費が高くなる」ということについて説明します。 今まで治療したように、保険治療を選択して銀歯にすると、また虫歯になるリスクが非常に高いです。 平均約5.4年で銀歯の周りが虫歯になると言われています。 その後、約平均7.1年後に歯が割れたりして抜歯することになってしまいます。 つまり、銀歯をしてから
約12.5年で歯を失ってしまうのです。
その後に、よく噛めるようにするためにインプラントを行うと一気に50万円以上の費用がかかります。 それに対して最初にセラミックを入れると、当院であれば6万円です。 ですが寿命は10年から15年以上と言われています。 僕の経験ですが、精度の高いセラミックで虫歯になることはみたことがありません。 最初は大きな投資になってしまいますが、最終的なことを考えると、とても価値のある自己投資です。 インプラント治療も自分の歯には勝てません。 虫歯になってしまった時に、最初に銀歯を選ぶのかセラミックを選ぶのか、ここでの選択が人生の大きな分かれ道となります。 ここで虫歯の再発を抑えることがどれほどの価値があるのかをわかっていただけたと思います。 最後にわかりやすくまとめたものを載せておきますので、ご覧ください。(写真6) silver-teeth-ceramic6.png
写真6

まとめ

今回は保険治療の銀歯と自費治療のセラミック、どっちがいいのかをお話ししました。 虫歯治療にあたり、銀歯とセラミックでは
型取り
補綴物
接着剤 この3点で違いがありました。 銀歯では再度虫歯になりやすく、約12.5年後には歯を失う結果となり、インプラントをする必要が出てきて高額な出費となります。 一方でセラミックは虫歯になり辛く、結果として銀歯よりもセラミックの方が安く済みます
このような理由があり、皆さんも絶対にセラミックを選ぶべきです。 僕は自分の大切な人には必ずセラミックを入れてもらうようにしています。 患者さんにも必ず銀歯とセラミックのメリット・デメリットを説明し、患者さんにとって最善の方法の治療を行っております。 再発の少ないより良い歯科医療の実現のため、大切なあなたの歯を守りたいので、情熱を持って説明しています。 これからも皆様のお口の健康を守るために情報を発信し続けます。


浅賀歯科医院は各専門医が在籍する、国内最大規模の歯科医院です。
僕もインプラント専門医、歯周病の認定医の資格を持っています。 何か心配な点などありましたら、Instagramダイレクトメールでご相談お待ちしております。
ではまた次の記事でお会いしましょう! さよなら。


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2024年2月 9日


んにちは
浅賀歯科医院・院長の勝です。
今回はセラミック矯正を考えている人に向けて記事を作成しました。 結論から言うと「セラミック矯正は絶対にするな!」です。 セラミック矯正は美しい口元を目指すためにやると思います。 ですが「やらなきゃ良かった」「後悔している」といった声を僕はたくさん聞いています。 皆さんがやらなきゃ良かったと後悔しないよう、セラミック矯正をせずに美しい口元を作る方法、具体的なアクションプランについてお話しします。 では早速いってみましょう。

【目次】 ●セラミック矯正とは ●セラミック矯正のメリット ●セラミック矯正のデメリット ・①健康な歯を削る ・②神経を抜く場合がある ・③問題が起きた時に全ての被せ物を除去する場合がある ・④歯の根っこが割れて抜歯の可能性がある ●セラミック矯正を行っている歯科医師へ ●美しい口元にするには ●まとめ



セラミック矯正とは

まずセラミック矯正とは、前歯の歯並びがガタついている人・気になる人に、健康な歯を削ったり、著しく歯列のアーチからはみ出ている場合には歯を抜いて削った歯にセラミックスを入れることで歯並びを整えるものです。(写真1)
ceramic-attention2.png
写真1
某有名歯科が使い始めた言葉で医学用語として存在しません。 当然治療結果の長期的なエビデンスは存在しません。 エビデンスとは医学的な根拠になる科学的な研究結果のことです。 セラミック矯正というように矯正という言葉を使っていますが、これは
矯正治療には含まれません
日本矯正歯科協会では 「被せ物や差し歯を使って治療するものを矯正とは呼びません」 と断言しています。

セラミック矯正のメリット

セラミック矯正のメリットは「
期間が短い」ということです。
歯並びを改善する矯正治療は歯並びの状態によりますが、半年から長くて3年近くかかることもあります。 そのため、矯正装置をつけられない芸能関係の人などが手っ取り早く早く歯並びを改善する方法として行われているものです。 短期間で見た目は改善されますが、全体的なお口の中の治療計画の中で治療されていないため、数年後に大掛かりな再治療が必要になる可能性が高いです。
実際にやらなきゃ良かったと後悔している人を僕はたくさん見てきました。

セラミック矯正のデメリット

セラミック矯正のデメリットには4つあります。 ①健康な歯を削る神経を抜く場合がある問題が起きた時に全ての被せ物を除去する場合がある歯の根っこが割れて抜歯の可能性がある ではそれぞれを解説します。

①健康な歯を削る

セラミック矯正のデメリット1つ目は「
健康な歯を削る」ということです。
歯の表面はエナメル質という硬い組織に覆われています。 これが少なくなればなるほど歯の寿命は短くなると言われています。
また、被せ物をした歯は必ず被せたところから虫歯になります。 当然銀歯などと比較すると虫歯にはなりにくいですが、修復物の使用年数による疫学調査によると、被せ物の寿命は平均すると5年から10年でなんらかの問題が起きると言われています。
厳密にいうとこの研究にはセラミックスは入っていないのですが、被せ物という観点からするとほぼ同じ結果が出ると考えて良いと思います。 セラミック矯正を考える人は若い人が比較的多いかと思います。 自分の歯は一度削ってしまうと二度と戻ってきません。 後悔しないためにも、自分の大切な歯の5年後・10年後を考えてください。

②神経を抜く場合がある

セラミック矯正のデメリット2つ目は「
神経を抜く場合がある」ということです。
歯の中には神経があります。 歯を削ることで神経に炎症が生じてしまったり、神経を抜かなくてはいけなくなってしまったりします。 また本来の歯が生えている向きをセラミックスによって変える場合、必然的に神経を取らないといけなくなってしまいます。 神経がある歯と神経がない歯の予後を比較したコホート研究によると、神経のない歯の喪失リスクは前歯で1.8倍、奥歯では7.4倍という恐ろしい研究結果があります。

研究結果からも分かるように、神経を抜くことは歯の寿命を著しく減らすことになります
後で後悔してしまう原因になりますので、注意しましょう。

③問題が起きた時に全ての被せ物を除去する場合がある

セラミック矯正のデメリット3つ目は「
問題が起きた時に全ての被せ物を除去する場合がある」ということです。 セラミック矯正はほぼ全ての症例で連結、もしくはブリッジを行うようになります 1つ1つの被せ物が独立していないので、治療した歯の中のどれか1つに問題が起きれば、全ての歯を共倒れのように外さなくてはいけません。 被せ物は壊しても外すことになりますので、また歯が削られてしまい、どんどん歯が弱まってしまいます

④歯の根っこが割れて抜歯する可能性がある

セラミック矯正のデメリット4つ目は「
歯の根っこが割れて抜歯の可能性がある」ということです。 先ほどもお話ししたように、歯は削られたり神経を抜いたりすると歯の強度は著しく弱くなってしまいます。 セラミックスも歯の本来の噛み合わせの位置で噛めていないので、歯に不適切な負荷がかかり続け、結果として歯の根っこが割れることが多いです。(写真2)

ceramic-attention1.png

歯の根っこが割れてしまった場合、残念ながら抜歯しなければなりません。
歯を抜いた後は再度セラミックスブリッジで治療するか、インプラント治療を行うことになります。 つまり、さらに治療費がかかってしまうということになります。 デメリットは他にももっとたくさんありますが、難しい話になるので今回は4つに絞りました。 結論としてはセラミック矯正は早く見た目を改善できますが、様々なトラブルが起きやすく、良好な結果を最初は得られても長くは持たないということです。 ただ、すぐに変化を実感できるので、安易に選んでしまう人が多いでしょう。 あなたがやらなきゃ良かったと後悔しないようにお伝えしますが、自分の大切な歯を削って傷つけるのはやめてください

セラミック矯正を行っている歯科医師へ

また、セラミック矯正を行っている歯科医師の方、病気でない歯を削るのは医療行為ではありません。
将来問題が起きることは歯科医師であればご存知でしょう。 「患者さんが希望したから」というのは辞める方が良いと思います。 あなたは自分の大切な人にその治療を行うことができますか? 本当に良い治療を歯科医師として行って欲しいです。 この話をすると今セラミック矯正を行っている歯科医師から反感を買うこともあるでしょう。 しかし、より良い歯科医療の実現のためにこの話は大切だと思ってお話させていただきました。

美しい口元にするためには

最後にセラミック矯正をせずに美しい口元にするにはどうしたらよいのか、具体的なアクションプランをお伝えします。 答えは「
マウスピース矯正」です。
当院ではインビザラインというものをメインに使っています。
インビザラインは今世界中で何百人の人が行っている治療法です。 今までの矯正治療とは異なり、マウスピースを装着するだけで以前のような銀色の装置は装着しません。 そのため、治療中も周りの人から気づかれることはないでしょう。 インビザラインは「歯の全周を削らず」「被せ物を入れず」「神経を抜かず」、歯が持つ本来の寿命をまっとうできます。 結果として美しい口元も実現可能です。 治療期間は状態にもよりますが、半年から2年くらいはかかるでしょう。
長いと思いましたか? 確かにセラミック矯正より遥かに時間がかかります。 しかしそれはあなたの長い人生のほんの一時です。
セラミック矯正は5〜10年後に必ず後悔します。 失った健康な歯は二度と帰ってきません。

将来後悔しないためにも、セラミック矯正を検討されている方はよく考え直しましょう。

まとめ

今回はセラミック矯正を行った患者さんの「やらなきゃ良かった」「後悔している」といった悲痛の叫びを何度も聞いたので、同じような人を増やしたくない思いでこの記事を作成しました。 セラミック矯正は短期間で歯並びを整えられますが、
健康な歯を削る神経を抜く場合がある問題が起きた時に全ての被せ物を除去する場合がある歯の根っこが割れて抜歯の可能性がある このようなデメリットがあります。 失った歯は二度と戻ってこないので、セラミック矯正は絶対にやめてください。 やらなきゃ良かったと後悔しないよう、美しい口元を目指したいのなら是非マウスピース矯正を選択してくださいね。


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画像引用元:審美歯科ネット様

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