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1.Eコマース事業戦略策定支援コンサルティング(単独ご提供可能)

 Eコマース事業戦略は、店舗戦略やリアルの営業戦略と同じ「営業戦略」です。ですので、当社独自の「Web版3C分析」「ジツザイ化」を徹底的に行い、『戦略(勝利のシナリオ)』を設計をしてゆきます。

この『戦略(勝利のシナリオ)』は、サイト企画設計やシステム要件定義は勿論のこと、商品戦略や集客戦略、配送業務やリピート戦略まで、すべての領域において一貫した指針になりますので、非常に重要なパートになります。

店舗作りを行うのに、営業活動を始めるのに、市場(顧客:Customer)を見ずに、競合(Competitor)を考えずに、自社の強み(Company)を分析せずに、つまり、戦略設計せずに行動を開始することは、まず、あり得ません。Eコマース事業も同じなのです。

この部分をないがしろにすると、開店後(リリース後)の売上は計画通りに上がらない場合が多く、また、リリース後に修正変更を行なってゆく場合やプロモーション戦略を企画立案する場合も、意思決定の基準がないままその場凌ぎの思いつきの施策が実施されることになりがちであり、結果「収益の上がらないお店(Eコマースサイト)」になってしまう可能性が高いのです。


Eコマース事業を立ち上げることが企業(特にメーカー)が生き残る第一歩

日本がGDP成長率で5%以上を維持し続けられたのは1990年代初めまでです。

日本の経済成長率 推移

この成長の時代の商品の販売流通構造は、下図のように、メーカー→卸→代理店→消費者、そして、需要を換気する広告代理店、という構造でした。

これまでの日本の流通の仕組みは・・・

が、これは、需要が増加し続けることを前提にした流通スキームです。メーカーは、安く、高品質な商品を、大量に作り、それを卸と代理店で市場に送り込んでゆく、という構造です。
しかし、成長が止まると、いや減じてゆくと、このスキームでは誰も利益を得ることができなくなります。
だから、メーカーが生き残るためには、自ら販売する「直販」を志向しなければならない訳です。
でも、直販と言っても、減じてゆく利益をカバーできる程の店舗数を各地に立ち上げる費用も、営業マンを何百人も雇って強固な営業部隊を構築してゆくことも、それほど容易ではありません。

その中で、唯一、少額投資で、少人数で、短期間に、立ち上げ可能な直販の営業部隊構築がインターネットを活用した直販事業、つまり「Eコマース事業」だからです。

これにより、例え会社全体の売上が落ちても粗利は増加、ゆえに営業利益は維持(もしくは増加)できますし、ネット上での競争環境に勝つことができれば、他社ユーザーを奪い取ることも可能になる訳ですから、増収増益も十分に可能です。

不可欠なことは『戦略(勝利のシナリオ)』

ですが、とりあえず開始したり(ホームページを作ったり)、社内のインターネットに詳しい若手を担当者に任命しても、そう簡単には売上は上がりません。
もしそれ売上が上がるのであれば、店舗だってリアルの営業活動だって、ささっと売上があがってくれる訳であり、そうは問屋が卸しません。
どんなお店でも、とりあえずオープンする方はいません。

まずは、想定しているお店が流行るであろうと思われる場所探しと同時にその地に住む方々の家族構成や世帯年収などいわゆる市場調査

  • ・ユーザー調査を行い、
  • ・その近所に競合店はないか?、
  • ・あればどんな特徴を持つ店なのか?、
  • ・広さは?、
  • ・デザインは?、
  • ・間取りは?、
  • ・商品揃えは?、
  • ・提供価格は?、
  • ・サービスは?、
  • ・キャンペーンは?、

などなど、、、
だからこそ、自店舗は何を強みにして特徴を打ち出しプロモーションしてゆくか?、、を、社長自らが試行錯誤しますよね。Eコマースサイト(サイバー店舗)も同じです。

ですので『戦略(勝利のシナリオ)』が不可欠な訳です。

Web版3C分析

『戦略(勝利のシナリオ)』の基本は、いつの時代も「孫子の兵法」です。「敵を知り、己れを知らば、百戦して危うからず 」というやつです。

これをマーケティング用語(フレームワーク)で「3C」と言います。

※参考:kotobank

  • Customer(お客様)
  • Competitor(競合)
  • Company(自社)

の3つの「C」です。

「敵」は2つあります。Competitorは勿論ですが、ある意味、Customerも敵となり得ます。このサイト使いにくなぁ~、いい商品ないなぁ~、二度と来ないぞ、皆にも言っちゃおう、って。。。です。

ですので、3CをEコマースサイトの基本戦略設計に活用して『戦略(勝利のシナリオ)』を作るということです。

「ジツザイ化」

「ジツザイ化」という言葉は、当社が作った言葉であり、ユーザーの属性・趣味趣向の把握だけでなく、生活分析から、競合との比較の際のポイント、購入への背中を押すポイントまでを洗い出す手法です。

以下のような特徴を持ちます。

  • ・購入や申込などのアクションにあたり、ユーザー自身も意識していなかった「心のスイッチ」または「購入へのハードル」を見つけ出すことができる手法
  • ・明確なユーザーで調査するため、言葉遣い、伝えるべき情報、配色、フォントの大きさ、導線まですべて詳細に設計できる手法
  • ・ユーザーを徹底的に知り尽くすことで、運営側もユーザーの気持ちを理解し、ユーザー視点を持つことができる手法

つまり、ユーザー(お客様)に直接面談し生の声を聞くジツザイ化では、自社の人間はもちろん、ユーザー自身さえも意識していなかった、購入におけるハードルや、「ユーザーが求める心のスイッチ」(インサイト)を見つけ出すことが可能なのです。

そして、何よりもユーザーを深く知ることで、社内メンバーも、私たちも、ユーザーの気持ちを理解し、ユーザー視点を持つことが可能になります。

それはその後の競合調査や、自社の強みを確実にユーザーに伝えるための大きなヒントになるのです。

  • ・顧客は平日と休日、どのような生活をおくっているのか
  • ・顧客とそのサービスはどこで出会うのか
  • ・顧客は、そのサービスを利用する本当の目的は何か
  • ・顧客がWebでどのようにそのサービスを探し、比較し、購入までどのようなポイントを重要視しているのか
  • ・顧客はどのような言葉に反応しているのか

ペルソナとよく似ていると思われるかもしれませんが、ペルソナは複数の実在するお客様の平均値を抽出した架空のお客様です。
ジツザイ化とは、実在しているお客様の生の声を、そのまま参考にするといった点が違います。

  • ・ユーザー自身も気付いていない、サイトの良い点、悪い点に気づくことができる
  • ・自社の良さがきちんと伝わっているか、をチェックできる。
  • ・購入という、ゴールに向かうためにクリアすべきハードルが見えてくる。
  • ・ユーザーが、サイトを見る上で重視するポイントに気づくことができる。それによって、競合調査の精度をあげることができる

特に、Eコマースにおいては「購入を検討している」顕在ユーザーは、検索→比較→検討の段階をクリアしており、あとは小さな改善で売上アップにつながる可能性があります。

また、何かのきっかけがあれば興味、関心を抱く「潜在ユーザー」と、すでに検索段階にある「情報収集ユーザー」にも「ジツザイ化」は有効です。

ユーザーの生の声は宝の山です。

しかし、ただアンケートをとれば生の声が集まる、というものではありません。
ユーザーの人物像を徹底分析し、心の動きを細かくヒアリングしていくことが「ジツザイ化」の成功に極めて重要なのです。


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