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当院の治療方針とは

治療方針

フカダデンタルクリニックは「治癒」という言葉にこだわります
虫歯が進行すると、根の先に膿(うみ)の袋ができて骨が無くなります。また、歯周病が進行すると、歯の周りの骨が溶けます。これらの2つは、骨の吸収を伴う病気です。当院はそれらに対して、より効果的な治療をして、歯の病気が治る=「治癒」にこだわっているクリニックです。また、歯周病においても「骨の再生」がなければ「治癒」したと認めません。

1.疾病の悪化抑止と病状の改善
2.口腔機能の回復
3.組織の再生
4.患者さんの精神安定

この4点をもって、「骨の再生」を伴う「治癒」を目指します。

望ましい歯科医療を受けるために
多くの患者さんが、ひょっとすると抜かずにすんだかもしれない歯を抜かれてしまっています。これは正しい知識や技術を有しない歯科医に否があります。しかしながら、患者さんに望ましい歯周病治療や根管治療において、知識が多少なりともあったら、その事態を防げたかもしれません。一度抜けてしまった歯は二度と戻ってきません。大切な自分の歯のことだから、失う危険を回避するために、正しい治療について知っていただきたいのです。知らないばっかりに味わってしまう悲しみは、本当にやりきれません。

患者さんが歯科医を育ててください治療方針
医療は、医者任せの医療であってはいけません。昔から「国民のレベル以上の政府はできない」とか、「良い商品は良い消費者がつくる」と言われております。本当に良い歯科医療を望むのであれば、患者さん自身が正しい知識を持ち、望ましい歯科医を育ててください。患者さんの姿勢が歯科医療を「歯をいつくしむ医療」として発展させていくのです。はじめは自分の症状を自主的に調べてみたり、レントゲン写真の見方を覚えてみたりなど、簡単なことでいいのです。その一歩が、やがて大きな一歩となるのです。
 

「脱インプラント」への取り組み

治療方針インプラントの実状
インプラント手術を行っても、その周囲は歯周病になります。どんなにうまくインプラントを植立しても、15〜20年経つと歯槽骨は必ず痩せてきます。

歯が抜けると、歯根膜が失われます。歯槽骨の"生産工場の一部"である歯根膜がなくなるので当然なことなのです。

歯槽骨が痩せると、インプラントのプラズマ加工部は露出します。インプラントの下部構造(骨に入る部分)はらせん状に溝が掘られ、さらに表面がプラズマ加工され、小さなツブツブがあります。このプラズマ加工は骨に癒着しやすいのですが、一旦、骨から顔を出してプラーク(ばい菌のかたまり)に触れると歯周病になります。

こうなると、天然の歯と違ってインプラント歯周病(炎)は治りません。あとは進行の一途をたどります。なぜなら、歯根膜がないのでインプラントは'死んだもの'だからです。

最近、歯周病学会の発表にインプラント性歯周炎(インプラントの歯周病)が多くなってきたと言われています。また、インプラントメーカーの研修会案内にも「インプラント性歯周炎の対策」などのタイトルが目立ちます。問題は深刻化し、看過できない状況にあるのが現状です。

ビスホスホネート系薬剤使用患者と外科治療のリスク
ビスホスホネート系薬剤は骨粗しょう症において処方されています。このビスホスホネート系薬剤服用患者さんにとっての具体的なハイリスク歯科治療が下記になります。

1. インプラント手術
2.外科的歯周病治療(いわゆる歯槽骨再生手術を伴うフラップオペレーション)
3.抜歯(歯槽骨に過度の刺激を与えるケース)
4.その他、骨が露出する手術


現在、日本人の中高年女性の40%以上が骨粗しょう症だと言われています。さらに、過度なダイエットを実践した女性は将来、骨粗しょう症の発症率が4倍に跳ね上がるという研究データもあります。

なぜなら、骨粗鬆しょう症の発症は女性ホルモンの分泌と密接な関係があるため、若い女性の過激なダイエットは将来女性ホルモンの分泌異常を招き、結果的に骨粗しょう症の発症を引き起こす危険を含んでいます。

そのことを加味すると、潜在的骨粗しょう症患者も増え続けていることは明らかです。したがって、これからもずっと、ビスホスホネート系薬剤は日本人の中高年女性にポピュラーに処方されうる薬剤ということになりますので注意が必要なのです。

骨を再生し、自然な歯を残す
重症歯周病歯にはFメソッド、重症虫歯にはRET深田法を採用し、患者さん自身の自然な歯を残すという著しい効果を上げています。

当院では、この大きなふたつの治療法によって、歯槽骨を再生し、「脱インプラント」を追求していきます。


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