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子どもの矯正治療とは

歯の矯正治療というと、ブラケットと呼ばれる金属の装置を歯の表面につける方法をイメージされる方も多いかもしれませんね。

しかし、実際は、以下の表のような装置を使います。大人の矯正治療に比べて、痛みがほとんどないことや装置が取り外しができたりと、治療中のストレスがほとんどありません。

子どもの矯正治療
子どもの矯正治療
大人の矯正治療
大人の矯正治療
対象 混合歯列期に行う
(乳歯と永久歯が混在)
*7~12歳くらい
永久歯列期に行う
(すべて永久歯)
*13歳くらい~
治療の内容 悪習癖(指しゃぶりや舌のクセ)の除去
顎(あご)の成長促進・抑制
歯列弓の拡大
*治療中の痛みは、ほとんどありません。
歯の移動

小学生用のインビザライン「インビザライン・ファースト」を導入しました

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は成人用の矯正装置でしたが、小学生用のインビザライン・ファーストが開発され、当院では先行導入しています。
装置の見た目など、お子さまの治療中の負担が軽減された新しい装置です。
詳しくはこちらへ

歯並びが悪くなる原因と子どもの矯正治療

子どもの矯正治療1 悪習癖(指しゃぶりや舌のクセ)の除去

指しゃぶりや舌のクセで歯並びが悪くなってしまうことがあります。子供の骨は柔らかいため、(図のように)舌が歯を内側から押す力が加わると、歯が前にでてしまうことがあります。

子ども用の矯正装置を使用することで、このような癖を除去し、そして、歯並びを整えることが可能です。

正しい舌の位置

子どもの矯正治療2 顎(あご)の成長促進・抑制

上下の顎がバランス悪く成長すると歯並びが悪くなってしまいます。例えば、下の顎が大きく、上の顎が小さいことで、受け口(しゃくれ)になってしまうことがあります。また、上の顎が大きく、下の顎が小さいことで、出っ歯になってしまうことがあります。

下顎骨の過成長

子供は、身長が伸びるように、顎が成長しています。この成長期に、顎の骨の大きさをコントロールして上下の顎の大きさのバランスや前後関係を整えます。

子どもの矯正治療3 歯列弓の拡大

近年、日本人の顎の大きさは小さくなりつつあります。一方で、歯の大きさは変わっていません。結果、歯が生えてくるスペースが足らない状況にあるお子さまが多くいらっしゃいます。

子供の矯正治療では、歯がきちんと生えてくるスペースを、歯列を広げることで確保します。

不正な歯列


矯正治療を開始する適正年齢

7歳くらいで一度、矯正専門医に相談を

子どもの矯正治療を開始する最適な時期は、個人差があります。身長が伸び時期がお子さんによって違うように、骨の成長時期が異なるからです。

お子様一人一人によって最適な治療時期が異なってきますが、大体の目安は7~10才です。

7歳以上のお子さんをお持ちの保護者様は、お子さんの歯並びが気になったり、歯科検診で指摘を受けた場合は、早めの矯正専門医の受診をお薦めします。

以下にあてはまるお子さまは、特に早めに矯正治療をした方がよいです

先天欠損歯があるお子さま
先天欠損歯(先天欠如歯)とは、生まれつき数が足りない歯の事です。
先天欠損歯があると、歯と歯の間が離れて、いわゆる「すきっ歯」になってしまうことがあります。また、乳歯が先天欠損の場合、その後に生えてくる永久歯も欠損している場合が多く、噛み合わせや歯並びに問題が出てくることもあります。

埋伏歯があるお子さま
埋伏歯とは、骨の中に埋まったまま、出てきていない歯のことをいいます。
子供の頃に埋伏歯を発見することができると、手術を回避できる場合が多いです。
*親知らずも埋伏歯の1つです。

反対咬合(受け口)のお子さま
反対咬合の治療を大人になってから行おうとすると、顎を切ったりする手術が必要になります。

反対咬合は、骨格的な原因に由来することが多いです。
骨が成長する子供の頃に、矯正治療を行う(顎の成長をコントロール)ことで手術を回避する飛躍的に可能性が高まります。

指しゃぶり、舌癖(ベロのくせ)があるお子さま
指しゃぶり、舌癖(ベロのくせ)も歯並びが悪くなる原因です。
特殊な矯正装置を使用することで、このような癖を除去することができます。

歯科検診で指摘を受けた場合以外でも、少しでもお子さまの歯並びが気になったら矯正医に相談をしましょう。


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