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噛み合わせと顎位を考え、将来を見据えた治療を

生まれながらにして噛み合わせの位置が正しい人はほとんどいません。また、普段の生活習慣や歯科治療などによって、噛み合わせの位置が少しずつズレてしまうこともあります。

噛み合わせと顎位

噛み合わせがズレた状態では、いくら虫歯や歯周病の治療をしても根本的な治療にはなりません。いずれ再発する可能性を残したまま、治療を終了することになります。また、

●いつまで経っても治らない肩こり
●頭痛
●めまい

これらの原因が、噛み合わせのズレにあるということも少なくありません。少しぐらい噛み合わせが悪くても食事はできますし、会話もできます。しかし、噛み合わせのズレがひどくなると、身体のどこかに影響を及ぼすこともあるのです。

もしかすると、噛み合わせをしっかり治せば、いままで原因不明と診断されてきたあなたの身体の悩みが解決されるかもしれません。

噛み合わせが悪くなる原因

院長あいさつ噛み合わせが悪くなる原因には、以下のようなものが挙げられます。

●不正咬合
●自分の口に合わない入れ歯
●自分の口に合わない補綴(ほてつ)物
●虫歯や歯の欠損
●歯科治療

これらがおもな原因として考えられますが、いずれも噛み方に癖が生まれ、少しずつ噛み合わせがズレてしまいます。

不正咬合の人は、あごが奥に引っ込んで歯の出具合が悪くなります。そのため噛み合わせの高さが足りなくなり、ズレが生じます。また、顎関節症になりやすく、あごの歪みに伴って身体の歪みもひどくなります。

自分の口の中に合わない入れ歯や補綴物を使い続けたり、虫歯や歯の欠損をかばうために片側だけで噛んだりすることも、噛み方の癖の原因となります。放っておくとどんどん噛み合わせは悪くなります。

噛み合わせと歯科治療
歯科治療も噛み合わせが悪くなる原因の一つとしてあげましたが、一番大きなズレが生じるのは歯科治療によるものだと考えられます。

たとえば、奥歯の根管治療を施すときに頭をとってしまって、クラウンを被せることがあるのですが、その際、噛み合わせが大きくズレてしまうのです。

患者さまは、治療後すぐは噛み合わせがしっくりきているため、あごの位置がズレているにも関わらず、ズレていることには気づきません。しかし、治療後3か月~半年後に身体に不調が出てくるケースが多く、その時点ではまさか肩こりや首が痛くなる原因が歯科治療だとは思わないのです。

当院の噛み合わせ治療

当院の噛み合わせ治療当院ではシロナソグラフという機器を使って咀しゃく機能やあごの動きを調べてから、噛み合わせの治療を行います。あごの位置に大きなズレがあり、治療が必要と判断した場合は「顎位治療装置」を使用して、あごを適正な位置に治していきます。

シロナソグラフ
歯に張り付けた磁石と顔に取り付けたセンサーを使って、実際に食べ物を食べているときのあごの動きを測定する装置です。コンピュータの分析により、あごの動きが3次元的に測れます。シロナソグラフの記録から、あごの動きを分析します。その結果に基づき、なぜそのような動きになるのかを診断し、治療へとつなげていきます。


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