院長あいさつ

院長あいさつ

こんにちは。賀陽歯科医院の院長、賀陽真哉と申します。
このたびは当院のホームページを訪れていただき、誠にありがとうございます。

さて、突然ですが、みなさんにとって「いい歯医者さん」とはどんな歯科医院ですか?

「治療のときに痛くない」
「ドクターやスタッフが優しく接してくれる」
「家から近くて通いやすい」

どれも大切なことです。もちろん私たちも、通いやすい雰囲気作りや、できるだけ痛くない治療を心がけています。でも、本当の意味での「いい歯医者さん」は、これだけでは十分ではないと考えています。

私たち賀陽歯科医院のスタッフが一丸となって目指しているのは「すべての患者さんが、一生自分の歯で美味しく食事できるように、できる限りのサポートをする」こと。

どうか私たちに、みなさんの健康的な日常生活を支えるお手伝いをさせてください。みなさんの「かかりつけ医」として、一緒に頑張れることを願っています。

お寺から歯科医師の道へ

院長あいさつ私はこの本別町にあるお寺の長男として生まれました。ですから、小さい頃から「自分は将来、お寺の住職になるんだ」と思っていました。ところがある日、当代住職である父からこう告げられたのです。

「このまま住職になるのは当たり前すぎる。もっと人間として成長するために、何か職業を持って世の中を見て、人生経験を積んでこい。」

いきなり自分の将来と向き合うことになった私は、理系分野が得意だったこともあり、手に職を付けるために歯科医師を目指すことにしたのです。

歯科医師も住職も同じ

院長あいさつ歯学部で6年間学んだあと、大学病院で2年間、経営から医科に関することまで開業のためのノウハウを幅広く学びました。また、臨床経験もたくさん積ませていただきました。人生経験を積むために、いずれは開業したいという思いがあったからです。同時に東京仏教学院に通い、仏教の勉強もしていました。そんな毎日を過ごす中で、ふと思ったのです。

もしかすると、住職も歯科医師も根本は一緒なのではないか。

住職は、仏教をとおして言葉で人々に安心を与えます。歯科医師は、診療をとおして技術や知識で人々に安心を与えます。どちらも人と接しなければ始まらない職業という意味では、ほとんど違いがないのです。そう考えついてから、私は歯科医師という仕事に改めて誇りと責任を感じるようになったのです。さらに仏教を学んだことで、私の目指す理想の歯科医療の形も見えてきました。

私が目指した理想とは、患者さんの生まれ持った体を損ないたくないと言う理由から、「できるだけ削らない、抜かない治療」です。

そして、ただ治療をするだけでなく、どうしてそうなったのかという原因を探ることで、患者さんの持つさまざまなトラブルや悩みなどにも目が行くようになりました。また、患者さんの生活に寄り添うようなアドバイスもできるようになりました。

このような経験を経て、私は生まれ故郷の本別町に戻り、平成元年に開業したのです。

歯の大切さを理解してほしい

院長あいさつ昔の映画を見ていると、アメリカに買われていく奴隷が歯の検査をしているシーンが出てくることがあります。健康診断をして、早期発見・早期治療を行おうとしているのではありません。奴隷の値段を決めているのです。こき使っても死なない奴隷、病気になりにくい奴隷は歯と歯並びが良いことを、当時の白人は知っていたのです。

先日、北海道良い歯コンクールで優勝した80歳の方の記事が新聞に載っていました。彼は、28本の歯がすべて存在し、歯周病になっていないと言います。そして驚くことに、病気らしい病気はしたことがないらしいのです。

兵庫県の歯科医師会の調べでは、20本以上の歯がある老人と、それ以外の老人を比較したところ、医療費が21%も少ないことがわかっています。歯の良い人は、病気になりにくいという証拠です。

歯は、全身の健康を司ると言われていますが、健康だけでしょうか。よく咬まなければならない餌を与えたネズミと、そうでない餌を与えたネズミの学習能力を比較した実験では、明らかに前者の方が高いのです。また、咬む回数が増える昼食を与えた幼稚園児と、そうでない昼食を与えた幼稚園児では、学習能力に差が出ることもわかっています。運動能力においても、咬む能力の高い小学生とそうでない小学生を比較すると、ソフトボール投げにおいても50メートル走においても明らかな違いがあります。

歯周病と心臓病・脳卒中・糖尿病との関係が解明されてまだ日が浅いですが、高血圧・腎臓病・蓄膿症・ある種のアレルギー等との関連性は、昔から言われていました。また咬み合わせが、肩こり・腰痛・頭痛・めまい・生理痛などの不定愁訴と関係していることも指摘されています。このように、歯科疾患と全身疾患との関係がどんどん具体的にわかってきています。

QOL(人生の質)が問われる中、人の健康を左右する歯や口のケアに携われる職業に就けたことに、私は感謝しています。当院ではこれらのことを踏まえて、患者さんの人生に寄り添っていける診療を心がけています。みなさんのお役に立てることを心から願っています。

院長プロフィール

院長あいさつ医療法人社団 賀陽歯科医院
院長 賀陽 真哉

【略歴】
埼玉歯科臨床研究所2年研修
東京仏教学院にて仏教を学ぶ
その後開業25年

【所属学会】
日本インプラント学会
日本咬合学会
国際歯周内科学会
日本産業衛生学会

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