手間と時間をかけ、患者さまに合わせたオーダーメイド義歯を製作

失われた歯の代わりとなり、食事やしゃべる喜びを与えてくれるのが入れ歯です。しっかりと患者さまのお口の中の状態を見極め、クオリティーにこだわった満足いただける入れ歯製作を心がけています。

院長あいさつ

現在お持ちの入れ歯で「入れ歯だから仕方がない」と、こんなお悩みを持ちながらあきらめてはいないでしょうか?

●痛くて、食べ物がよく噛めない
●浮き上がったり、外れやすかったりするのでしゃべりにくい
●着けたときに違和感がある
●見た目が悪い
●よく壊れる

失った歯を取り戻すには、インプラントなどの外科手術が必ず必要というわけではありません。実際にインプラントを希望された方でも、入れ歯の修理をして、上記のお悩みを解決しただけで満足される方が多くいらっしゃいます。入れ歯のクオリティーを上げることで、インプラントに近い満足感を得ることが可能です。

当院の治療方針

当院の治療方針当院の院長は大学病院にて10年以上もブリッジ、入れ歯、インプラント、顎関節症、噛み合わせなどに関する研究や臨床を重ねたエキスパートです。

この経験から、入れ歯製作はすべてを熟知した「職人技」であると感じています。古くならないようにセンスを磨き、最先端の知識を身に付け、もちろん妥協することなく腕を磨いています。一般の歯科医から敬遠されがちな入れ歯製作ですが、当院では情熱を持って取り組んでいます。

誤解してはいけません。決して、インプラント治療が「常に」第一選択ではありません。

豊富な経験と、職人としてのこだわり

入れ歯治療当院では介護施設へ訪問診療を行っており、多くの方の合わない入れ歯を修理してきました。入れ歯製作には精度が必要ですが、それが足りないばかりに違和感ある仕上がりとなっている場合や、素材を少し変えるだけで大幅に改善できる場合など、入れ歯が合わない理由はさまざまです。

入れ歯製作に自信を持つ理由
当院では以下のように入れ歯の製作に情熱を傾けています。

●手間暇が違う
歯が抜けたあとはお口の中の状況が一人ひとり違います。患者さま専用の型を取る機械を使い、その人にぴったりはまる型づくりをしています。

●診査・診断への経験が豊富
お口周りを徹底的に分析します。骨、筋肉の走行、土手の形や粘膜のやわらかさ、沈み込み量に合わせて、どの素材が適しているかを見極めるのに経験や情熱は欠かせません。

●数年後を見越した設計
でき上がった直後は使い心地が良くても、周りの歯に負担をかけてしまう設計は避けるべきです。残っている歯が痛まないような設計と素材を提案しています。

●専門技工士との連携
専門技工士は、安心して製作を任せられる長年の仕事仲間です。

●最先端の技術や先人の残した結果を研究
常に進歩していく技術を知ることはもちろん大切ですが、先人が長い時間をかけて残してくれた研究資料からも多くを学んでいます。

入れ歯製作に自信を持つ理由入れ歯製作に自信を持つ理由
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入れ歯とインプラントに関する一般的な誤解

入れ歯とインプラントに関する一般的な誤解「入れ歯=合わない」「インプラント=天然歯のように使える」という印象を持っている方が多いようですが、それは大きな間違いです。入れ歯とインプラントは、それぞれに長所と短所を補う関係です。インプラント治療が必ずしも入れ歯よりも優れているというわけではありません。

たとえば、当院でインプラント治療を導入していなかった頃に入れ歯治療を行った患者さまが、他院でインプラントに置き換えたものの「前の入れ歯のほうがよく噛めた」と再び当院に戻ってこられました。入れ歯でも、エキスパートが作れば相当に噛めるのです。

当院では満足度の高い入れ歯治療を行うために、インプラントだけではなく、ほかの治療方法も含めてご提案をしています。

入れ歯の欠点
・毎日着脱する必要がある
・金具を舌の下に這わせる必要があり、煩わしいことがある
・歯ぐきが少しずつ痩せるので修理が必要

こういった欠点を解消してくれるのが、インプラントなどの埋め込み手術です。インプラントと入れ歯を組み合わせた治療も行っておりますので、まずは一度ご相談ください。

当院のおもな入れ歯メニュー

コーヌスクローネ(アタッチメント義歯)入れ歯メニュー
入れ歯と残っている歯をつなぎ、入れ歯をお口の中で安定させる方法です。支えとなる歯の形を整え、その上から入れ歯をぴったりと噛み合わせてはめ込みます。残っている歯の本数が比較的多い症例に向いています。

<メリット>
・入れ歯として最も維持安定性があり、ある程度の本数(4~5本以上)が残っていれば非常に良く噛めて、着け心地も良い
・幅広い症例に対応可能
・歯に固定する金具を使用していないので目立たない
・支えとなる歯を抜歯しても作り変える必要がなく、リフォームが可能
・取り外しも容易なのでメンテナンスが楽

<デメリット>
・土台となる歯を削らなくてはならない
・残っている歯の本数が少なかったり、極端に土手が痩せたりしている症例には向いていない
・総入れ歯の症例には使用不可能
・保険適応外

ミリングパーシャル(アタッチメント義歯)入れ歯メニュー
残っている歯が数本あれば、そこに特殊な加工を施した差し歯を装着させて入れ歯を安定させる方法です。

<メリット>
・前から金具がまったく見えないので見た目が良い
・横揺れに強く、しっかりと噛め、着け心地も快適
・取り外しも容易なのでメンテナンスが楽
・総入れ歯の症例でも、インプラントを埋め込んで連結装置で入れ歯を固定することが可能

<デメリット>
・土台となる歯の裏側を削らなくてはならない
・残っている歯の本数が少なかったり、土手が痩せていたりする症例にはあまり向いていない
・保険ではカバーできない

磁性アタッチメント(アタッチメント義歯)入れ歯メニュー
残っている歯の中に強力な磁石を埋め込み、また、入れ歯の中にもステンレスのボタンを埋め込むことで、磁力を応用しながら入れ歯を維持、安定させる方法です。残っている歯の本数が少ない症例に向いています。

<メリット>
・しっかりとした磁力で義歯を安定させることができる
・歯に伝わる過度な横ぶれの力を回避できるので、残っている歯の本数が少なくても使用できる
・総入れ歯の症例でも、小さなインプラントを土手に埋め込んで、磁石で総入れ歯をより安定させることが可能

<デメリット>
・比較的、歯周病にかかりやすい
・比較的、横ぶれの力が加わったとき入れ歯が外れやすい
・保険ではカバーされない

金属床義歯(床義歯)入れ歯メニュー
床部分の一部を金属で製作する強化型の入れ歯です。

<メリット>
・金属をふんだんに使用するため入れ歯のたわみが少なく噛んだ力が歯に伝わるので、保険の入れ歯に比べて異物感が少なく、非常によく噛める
・保険の入れ歯の床の厚みが1.5~2㎜なのに対し、金属床は0.7㎜以下にできるので非常に着け心地が良い
・総入れ歯にも対応可能

<デメリット>
・保険でカバーされない

レジン床義歯(床義歯)入れ歯メニュー
保険適用が可能で、最も一般的な義歯です。床部分がプラスチックに似た素材でできています。

<メリット>
・保険適用内なため、経済的
・製作後に歯が抜けたときには、追加や補修などが比較的簡単

<デメリット>
・プラスチックのみで作られるので厚ぼったく、強く噛むとたわみやすい
・食べ物の熱さや冷たさを感じにくい
・強度を保つために床が厚く作られているため異物感が強い
・金属床に比べてたわみが大きいので、食べたときの「グッと噛める」感覚に乏しい
・割れたり壊れたりしやすい
・人工歯の色が変化しやすい

まずは、お悩みをご相談ください

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