歯周病治療

近年増えている歯周病患者。歯ぐきが「腫れる」「出血する」などの症状が出たら、症状が進んでしまっている状態です。歯周病は歯や骨を溶かしてしまうほか、全身疾患の原因ともなる怖い病気です。もしかかってしまったら、日々のブラッシングや医院での治療でしっかりと治しましょう。

歯周病治療

歯周病は歯周ポケットにバイ菌が巣をつくり、歯や骨を溶かしてしまうだけではなく、全身疾患を引き起こす可能性がある怖い病気です。症状が出る前に、定期検診でしっかりと予防や早期発見をしていきましょう。

もし重症化してしまったら、当院では以下の方針で患者さまに負担のかからない治療を心がけています。

●痛みや腫れの少ないスウェーデン式治療
●一人ひとりの状態に合わせた治療計画
●最先端の治療でできるだけ歯を抜かない

ほかの医院で「歯を抜かなくてはならない」と言われてしまった方や、従来の外科的な治療法が不安な方は、ぜひ一度ご相談ください。

腫れや痛みの少ないスウェーデン式歯周病治療

スウェーデン式歯周病治療スウェーデンは、虫歯や歯周病治療の先進国です。やみくもに歯や歯肉を傷つけない方法で、歯周病菌を徹底的に除去します。従来の方法と比べて

●術後の腫れや痛みが少ない
●患者さまの体質を見極めたオーダーメイド治療
●できるだけ外科的な処置を避け、基本治療で回復を目指す

といった利点があります。しかも当院では、レーザーを使用して歯周治療も行いますので、さらに治癒促進、痛みの軽減が望めます。

無駄な治療を避けてシンプルな治療で回復を目指すのがスウェーデン式です。

歯周病の進行と基本的な対策

歯周病の状態は人それぞれです。一人ひとりに合わせた治療をご提案しておりますが、ここでは進行度合いによる基本的な対策方法をご紹介します。

歯周病の進行歯周病未満
歯ぐきは薄いピンク色で腫れもありません。歯周ポケットは、1~2mm程度です。

対策:健康だからといって油断してはいけません。3~6か月に1度は定期検診を受け、しっかりとプラーク・コントロールをしていきましょう。医院でのPMTC(専門的な歯のクリーニング)も効果的です。

歯周病の進行歯周病歯肉炎
歯ぐきにのみ炎症が起きはじめ、歯周ポケットにプラーク(歯垢)が溜まっています。

対策:3か月に1度は定期検診を受けましょう。歯石が付いている場合には、歯石除去を行います。日常のブラッシングで改善を図るため、ブラッシング指導も受けましょう。医院でのPMTC(専門的な歯のクリーニング)も効果的です。

歯周病の進行歯周病軽度歯周炎
歯ぐきの炎症がより強くなり、色が赤みを帯びてきます。歯周ポケットは3~4mm程度。歯垢(プラーク)や歯石が溜まっています。歯を支える歯槽骨に影響が出てきている状態です。

対策:3か月に1度は、定期検診と医院でのPMTC(専門的な歯のクリーニング)を受け、完全な歯石除去を行います。日常のブラッシングでも改善を図るため、しっかりとブラッシング指導も受けましょう。歯ぐきの中のルートプレーニングを行う場合もあります。

歯周病の進行歯周病中等度歯肉炎
歯ぐきの腫れや出血が、自覚できるほどひどくなります。歯周ポケットは4~6mm程度。歯槽骨への影響も進行し、指で押すと歯が動きます。

対策:完全に歯石除去を行います。また、歯ぐきの中のルートプレーニングには麻酔が必要になるでしょう。まずは、日常のブラッシングでも改善を図るため、しっかりとブラッシング指導を受けます。歯周外科が必要な場合もありますが、完治が可能な状態です。治療後には、再発を防ぐために定期検診と医院でのPMTC(専門的な歯のクリーニング)を受ける必要が出てきます。

歯周病の進行歯周病重度歯肉炎
歯ぐきが定期的に腫れ、痛みもひどくなってきます。

対策:ここまで進んでしまった際には、完治させるには時間がかかり、とても困難です。歯を保存するために歯周外科手術や再生療法を行いますが、残念ながら抜歯が必要となる場合もあります。

【再生治療】進行してしまった歯周病でも歯を抜かない治療を

再生治療歯周病が進行して歯がぐらぐらになってしまうと、骨がかなり溶けてしまっている状態なので、今までは「抜歯が必要」と考えられていました。しかし、天然歯は一度失われてしまうと二度と取り戻せません。そこで当院では、歯周病で失われた骨を再生させる「再生治療」を取り入れています。

再生治療の例1:エムドゲインを使用
スウェーデンのビオラ社で開発された再生材料です。歯周外科処置の際に歯根にこの材料を塗り、骨や歯周組織を再生させる治療を行います。

再生治療の例2:組織誘導再生療法(GTR法)
歯周外科処置の際に歯根にメンブレンという特殊な人工膜を入れ、骨や歯周組織を再生させる治療方法です。エムドゲインと違い、歯肉が再生したあとにメンブレントを取り除く外科処置が必要です。エムドゲインと比べると手間はかかりますが、広範囲での骨再生が必要な方には最適な方法です。

再生治療の例3:最新の骨補てん剤による増骨(ニューロス)
従来のGTR増骨手術では、骨補填材と人工膜を埋め込み、ピンで留めていました。それが、新しい骨補填材ニューロスなら、水と交わるとすぐに固まり骨のように固くなり、それがゆっくりと自分の骨に変化する(置き換わる)ので、人工膜やピンが必要ありません。

レーザーを使った高度な歯周病治療

レーザーを使った高度な歯周病治療当院では、歯石の除去や歯周ポケット内の殺菌、汚染物除去をするときに、レーザーを併用します。ウォーターレーザーは、強力な止血効果、疼痛除去効果があるため、痛みや腫れが出にくい方法です。

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